令和5年第1回室蘭市議会定例会が、3月23日に行われ、主要な議案が採択された。
この定例会では、令和5年度室蘭市一般会計予算や国民健康保険関連の予算案が審議され、賛成多数で可決された。
中でも、議案第14号の国民健康保険条例中一部改正の件では、保険料の軽減措置が焦点となった。
「保険料の負担が重く、特に低収入層への影響が懸念される」と田村農夫成議員が発言し、真剣な議論が交わされた。
さらに、議案第2号から第4号の介護保険及び後期高齢者医療に関する予算も同様に可決され、規制強化が必要との意見も出た。
これに対し、鈴木和彦総務常任委員長は、人員不足などを理由に「国の方針に従うことしかできない状況」と述べた。
議会の決定を受け、市長も「厳しい状況下ながら必要な施策を進める」との意向を示し、さらなる改善策に取り組む姿勢を強調した。
意見書に関しては、「大軍拡大増税」に反対する意見書が多数の賛成を得て議決。住民の生活や福祉を重視する方針が確認された。
高砂町での水質基準超過についても反省の弁があり、青山市長は「信頼回復に全力を尽くす」との決意を表明。