令和4年第1回室蘭市議会の臨時会が開催された。
議長の児玉 智明氏が開会を宣言し、議事が進められた。今回の臨時会では、新型コロナウイルス対策としての予算措置が主な議題である。
市長の青山 剛氏が提出した議案第1号は、令和4年度室蘭市一般会計補正予算(第1号)である。内容は、12歳から17歳の3回目ワクチン接種を速やかに実施するため、1942万1千円の追加予算が必要とされている。これにより、予算総額は422億5,442万1千円となる。副市長の小泉 賢一氏の説明によれば、衛生費の中にワクチン接種に係る経費が含まれている。
また、同時に報告された専決処分も重要な案件である。この処分は、新たな税条例及び都市計画税条例の一部改正に伴うものであり、固定資産税についての減額措置が検討されている。これにより、省エネ改修を行った住宅や商業地等への負担調整が進むと言われている。
会期については、本臨時会が1日であることが合意され、特に異議は唱えられなかった。議長の児玉氏は、全議案に対する質疑が無いことを確認した上で、委員会付託を省略し、議案は原案通り可決され、報告も承認された。
最後に、病院事業管理者に新井 一氏が就任挨拶を行った。新井氏は、地域医療への貢献を約束し、信頼される病院づくりに尽力する意向を表明した。こうして、令和4年第1回室蘭市議会臨時会は、全ての議題を終了し、閉会を迎えた。