令和3年第1回室蘭市議会定例会は、新型コロナウイルスの影響下、重要な議題を抱えて開かれる。
市議会では、6つの補正予算案が提出され、特に令和2年度の一般会計補正予算に対する議論が活発。
青山 剛市長は議案の説明で、コロナ対応を優先し、歳入歳出それぞれに13億5千万円を追加し、予算総額577億3千万円に引き上げる準備を進めていることを強調した。
その中でも、公共施設の整備維持や生活困窮者支援事業を柱に、新年度も積極的な姿勢を示す。特に、地域振興策としての商工業振興に関して、プレミアム商品券の発行や、飲食業への支援策を盛り込み、また新型コロナウイルスワクチン接種事業の実施方針についても言及。
この内容に対し、水江 一弘議員が、地方交付税の推移や若年世代の雇用機会に関連して質問。市長は、長期的な視点をもって対応すると述べた。
また、特に強調されたのが市立室蘭総合病院の経営改善で、金戸 宏行病院事業管理者が、不祥事や新型コロナの影響を受けつつも、持続可能な医療体制確保のための改革を推進する意向を示した。