令和3年5月21日、室蘭市議会臨時会が開会した。
この会議では、議長の辞職や新たな議長、副議長の選挙が行われたほか、行財政運営に関する重要な議題も議論された。
最初に、小田中稔議長の辞職が全会一致で承認され、続いて新しい議長として児玉智明議員が選出された。児玉議長は、就任あいさつで「室蘭市の諸課題に対応し、市民と協働する議会運営に努力する」との決意を示した。
副議長についても柏木隆寿副議長が辞職し、早坂博議員が新たな副議長に選出された。早坂副議長は、議会の公正かつ円滑な運営を約束し、議員の支援をお願いした。
さらに、日程第7には、西いぶり広域連合議会議員の補充選挙が行われ、児玉智明、早坂博、細川昭広、常磐井茂樹の4名が新たに選任された。そして、監査委員の選任については、青山剛市長が南川達彦氏を提案、同意をもって承認された。
また、行財政運営に関する話題も浮上。委員会での詳細な調査が決定された。市の重要なインフラとなる白鳥新道や幹線道路の建設促進についても、特別委員会の設置が決議された。この委員会は、委員の任期中、閉会中継続調査を行うことになる。
今回の臨時会は、重要な議題が多岐にわたり、議員たちによる賢明な判断が求められた。
最後に、議長の児玉智明議員が「本市の持つ可能性を最大限に生かしていきたい」と会を締めくくり、午後7時37分に閉会した。