令和5年第2回市議会定例会が室蘭市議会で開催され、様々な議案についての質疑が行われた。
本会議では、議長から会議録署名議員に伊藤 勉議員と羽立 秀光議員を指名した。
続いて、議案第1号の令和5年度室蘭市一般会計補正予算の質疑が行われた。市民活動の活発化に向けた質問が相次ぎ、特に羽立 典弘議員は地域の資源を活かした町づくりの重要性を訴えた。旧絵鞆小学校の円形校舎の保存利用策についても、質問が集中した。
羽立 議員は歴史的な背景を持つこの施設の価値を認識し、地域のイベント開催などに向けた具体的な活用策を提案した。市長はその重要性を強調し、地域団体との連携を進める意向を示した。さらに、来場者増加に寄与するための新たな魅力の創出への期待が寄せられた。
議案の中には、町内会・自治会の活性化に関する提案もあり、近年の加入率の低下を懸念する声が多く聞かれた。 市としては、町内会の活動を活性化するための基本方針が策定され、参加促進のための様々な取り組みが検討されることになっている。
このほか、教育関連では、教員の負担軽減や、生徒が楽しく学べる環境創出についての質問もあった。特に、教育委員会では少人数学級の確立に向けた要望が強まっている。
羽立 議員の一般質問の中で、町内会の参加促進及び地域コミュニティの再活性化についての計画が提示された他、スクール児童館の開設時間延長に関しても保護者の意見が多く寄せられる中、今後の検討が約束された。