令和元年第1回室蘭市議会臨時会が開催された。議題には議長、副議長の選挙を含む多岐にわたる案件が上程され、重要な決定が行われた。
まず、議長の選挙では小田中 稔議員が当選。多数の支持を受け、議長就任の挨拶では "本市の持つ潜在能力や市民力を生かした取り組みを目指す" と述べた。次に、副議長の選挙について、柏木 隆寿議員が選ばれ、議会運営の公正さを重視する意向を表明した。
会期に関しては、今臨時会の会期が1日と決定され、議案の審議が進められた。議案第5号では副市長の選任に関して小泉 賢一氏が再任されることが同意され、議会からの支持を受けた。市長の青山 剛氏は、 "人口減少社会における町の機能強化" を強く訴えた。
議案第1号から第3号では、特別職の職員の給与に関する条例改正や介護保険条例の改正が提案され、結果としてすべての議案が原案の通り可決される運びとなった。特に、特別職の給与減額期限の延長については、議員間での活発な議論が行われ、合意が得られた。
また、議会広報の編集や白鳥新道及び幹線道路建設促進の件についても、新たな特別委員会が設置され、閉会中の継続調査が決定された。これにより議会の対応力や透明性を強化する取り組みが進むことが期待されている。
この臨時会を通じて、市議会は市民の期待に応えるべく、引き続き市政運営に注力し、様々な課題に対する取り組みを進める姿勢を明確にした。議長、副議長をはじめとする新体制のもとで、議会の機能強化が図られることが注目される。