令和元年第3回室蘭市議会定例会が開催され、主要な論点として、都市計画マスタープランの見直しと地域公共交通網形成計画の進捗が浮上した。市長の青山剛氏は、現在の都市計画が定めた第4次室蘭市総合計画の基本的な見直しの必要性を強調した。
岡田 健一議員は、都市計画マスタープランの見直しが遅れているとして、この中に現在の人口動向が反映されていないことを指摘し、具体的な住民説明会の結果を求めた。また、地域公共交通網形成計画の取り組みに関しても、利用促進に向けた具体策の提示が必要であると述べた。市の長期的な交通手段の維持を図ることを求めた。
他方、次期総合計画の策定においても、青山市長は現在の第5次総合計画が人口減少に直面しており、これをどう乗り越えるかが大切であると述べた。次期室蘭市総合戦略に関しても、人口ビジョンに示された将来像の実現が求められている旨を伝えた。
また、プラスチックごみ問題について杉本 久佐男生活環境部長は、廃プラスチックの処理状況や市民へ向けた啓発活動の強化が必要と考えていると発言。さらなる取り組みの必要性を強調し、地域協力を訴えた。
教育長の國枝 信一氏は、小学校におけるプログラミング教育の実施関係で教職員の研修充実が必要とされるとの考えを示し、具体的な講座の開催状況もアナウンスした。特にAI実施の一環として、時代のニーズに応じた変革が求められることにも言及された。
最後に、スポーツ施設に関する質疑があり、中島スポーツセンターの改修計画についての説明が行われ、老朽化対策を急ぐ必要性が確認された。市内で存在する多くのスポーツ施設が向上するためには積極的な計画が求められることが強調された。市民の健康促進を目指し、全体的な施設の老朽化問題に対し、迅速な対策が喫緊の課題として残る。