令和元年第9回厚真町議会臨時会が11月8日、開催された。
本会議では、同意案及び複数の議案が審議され、特に教育長の任命に関する議題が注目を集めた。
まず、町長の宮坂尚市朗氏は、厚真町教育委員会教育長に遠藤秀明氏を引き続き任命することを提案した。これに対し、議会の賛成が得られ、遠藤氏は新たに教育長としての職務を続けることが決定された。
次に、上厚真北部地区における子育て支援住宅建設工事に関する請負契約が2件提案された。各棟の建設には、それぞれの入札結果に基づく契約締結が求められた。町民福祉課の高安正君は、これらの工事が地域の子育て支援に繋がると強調した。
また、農地災害復旧工事の請負契約も議題に上り、特に幌里エリアにおける工事が重要なテーマとされた。これらの議案は全て賛成多数で可決された。
さらに、令和元年度の一般会計補正予算についても議論が行われた。財源の調達手法や歳出の使途について、議員からの質問が相次いだ。特にエネルギー地産地消事業については、高田議員が議会に対する説明不足を指摘し、透明性が求められるとの意見があった。
町長は、情報共有の重要性を認識し、行政と議会の十分な連携が必要である旨を応じた。説明に積極的に取り組む方針を示し、今後の情報交換について改めて協議を行う意向を示した。
最後に、厚真町議会は即位礼正殿の儀に対する賀詞を奉呈する決議案を可決し、これにより町としての祝意を表明した。議長の渡部孝樹氏は、全議員の協力によって議会の運営が円滑に行われたと感謝の意を示し、会は閉会となった。