令和5年8月7日、厚真町で第6回臨時会が開催された。重要な議題として、一般会計補正予算と介護保険事業特別会計の承認が議論された。
町長の宮坂尚市朗氏は、一般会計補正予算について詳細な説明を行った。今回の補正予算は歳入歳出においてそれぞれ4,096万1,000円を追加し、総額は99億2,282万3,000円となる。
特に、歳出における重要な項目として、土地取得事業、町営ブロードバンド事業、そして公営住宅の維持補修事業が挙げられる。この補正には限られた財源を利用しており、ブロードバンドサービス使用料の特定財源68万3,000円と一般財源の繰越金4,027万8,000円を見積もっている。さらに、教育費における体育文化振興行事参加費補助金の追加についても説明があった。
菅原文子議員が補正予算について質問すると、建設課都市施設担当参事の伊藤文彦氏が回答した。屋根塗装工事やカビ対策について議ろんだ際、既存予算で対応することが確認され、町民の健康や生活環境を守る意思が伺えた。
次に、吉岡茂樹議員は排水管の設計について質問した。流末の排水管が1本であることが強調され、これは常時の雨水処理には対応が不十分との意見が出た。結果、建設課都市施設担当参事は、定期的な点検とメンテナンスを行い、対策を講じる考えを示した。さらに町長は、地下水の上昇を予防し、表面水の迅速な処理を行うことがこの計画の目的だと説明した。
議案第1号は全議員の賛成をもって可決された。続いて、承認第1号の協議においても無事に通過した。
最終的に、議長の渡部孝樹氏が閉会を宣告し、すべての審議が終了した。今回の議会では町民生活に密接に関わる重要案件が無事に承認され、厚真町としての財政状況を改善する一助となると思われる。