令和4年第1回厚真町議会定例会が3月16日に開かれた。
議題には令和4年度厚真町一般会計予算を含む複数の予算案が上程され、全会一致で可決された。これにより、一般会計予算の総額は102億5,733万9,000円となり、その内訳には国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険、簡易水道、公共下水道に関連する特別会計の予算が含まれる。
特別委員長の吉岡茂樹氏は、予算審査特別委員会の審査過程について説明した。委員会設置は3月9日であり、3月10日から15日までにわたり、担当職員との質疑や意見交換を行ったという。吉岡氏は、住民ニーズの反映、財源の効率配分、施策評価の検証が重要であると指摘した。
さらに、議案第37号として提出された令和3年度一般会計補正予算についても可決された。こちらは歳入歳出各2,730万円が追加され、特に公営住宅維持補修事業に関わる補正が特徴的であった。出火原因に関する質疑も行われ、火元の責任については「重大な過失がない場合は賠償責任を負わない」との見解が示された。
また、追加日程においてロシアのウクライナ侵略に抗議する決議案が提出され、全議員が賛同した。三國和江氏は、「攻撃による市民の被害が増大していて、早期の平和回復を願う」と強調した。これに対し、町議会として断固たる姿勢を示したことが評価されている。
結論として、今定例会の会期は当初の予定より繰り上げて終了することが確認された。この動きは、効率的な議会運営を図るものとして、議員間に広く理解された。