令和2年第12回厚真町議会臨時会が、8月28日に開催された。
今回の会議で、議案として提出されたのは、5件の契約変更及び補正予算に関する内容である。
初めに、町長の宮坂尚市朗氏が提案理由を説明。議案第1号から第4号にかけては、厚真地区公営住宅の建築工事における請負契約の変更を求めるものであった。
特に、議案第1号については、工事施工中の設計変更が必要となり、その背景について総務課参事の高安正君が詳細を述べた。残土の処理方法変更や、地盤置換工法に影響を与える超音波調査の結果に基づく設計変更などが挙げられた。これらの変更が契約額に及ぼす影響についても言及された。
続いて、議案第5号では、一般会計の補正予算について説明された。この補正によって、歳入歳出それぞれ2,622万9,000円が追加され、予算の総額は127億5,631万3,000円に達する。この追加財源は、土木費や消防費に関連した新規事業へ振り分けられる予定である。
また、2棟のトレーラーハウス設置に関連する議案についても審議された。これらは、災害公営住宅に住まう方々のためのもので、仮設住宅に居住する際の選択肢になる。建設課参事の森本雅彦君は、リフォーム済みのトレーラーハウスが設置されることを説明し、料金の免除措置の理由についても丁寧に回答した。
全ての議案は、質疑や討論がないまま賛成多数で可決された。特に、議案の内容が議会の目的に沿ったものであるとの認識のもと、迅速に承認される流れとなった。
なお、報告事項として、専決処分に関する二つの報告も行われ、これも問題なく受理された。