令和3年第1回厚真町議会定例会が開催され、さまざまな議案が審議された。
本会議では、令和3年度の各種予算案に関して、予算審査特別委員会の報告が行われた。特別委員会は、議案第1号から第6号までの予算を審査し、全会一致で原案通り可決することを決定した。予算審査特別委員会の委員長である高田芳和議員は、手続きにおける住民ニーズの反映や財源の効率的使用について述べ、予算執行に向けた町民の意見を取り入れることの重要性を強調した。
特に、予算案の中には、一般会計、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計、簡易水道事業特別会計、公共下水道事業特別会計が含まれている。各議案は、初回の審査結果として全てが採決で原案通り可決されている。議長の渡部孝樹氏は、最終日における質疑を省略し、議案ごとに起立での採決を実施した。
続いて、町長の宮坂尚市朗氏が提案した追加議案が紹介された。これは、令和2年度の災害復旧事業と豊沢地区の滑動崩落防止工事に関係する契約の変更についてのものである。いずれも、工事の状況に応じた適正な変更が求められており、質疑を受けることなく減数で可決された。
さらに、議会では所管事務調査の申出が行われ、多様な調査項目が提示された。COVID-19の影響に関する調査や、地域の賃貸住宅の現況調査が含まれており、今後の町の施策に反映されると期待される。