令和4年1月12日、厚真町議会臨時会が開催された。最初に、開会の宣告とともに議事日程が報告され、続いて会議録署名議員として大捕孝吉議員と下司義之議員が指名された。
会期については、本日1日限りとすることが決まった。議長の渡部孝樹氏が会期決定に際し、「異議なし」との声を受け、異議がないことを認めた。
提案された議案は2件であり、まずは依頼された新町地区の滑動崩落防止工事に関する契約の締結について、町長の宮坂尚市朗氏が説明を行った。入札の結果を受けてこの請負契約を結ぶため、議会の承認が必要であると強調した。
続いて、令和3年度の一般会計補正予算についても提案された。こちらは歳入歳出それぞれ約9,191万円の追加を見込んでおり、主な内容としてゼロカーボン推進事業や特別給付金支給事業が挙げられる。住民課参事中村信宏氏は、住民税非課税世帯への臨時特別給付金の対象者の内訳を説明し、計766世帯に対して支給予定であることを明らかにした。
ゼロカーボン推進事業については、下司義之議員が具体的な進捗について質問をし、復興担当理事の大坪秀幸氏が要旨を説明した。この事業は、厚真町が電気を利用する側の視点から進められ、温室効果ガス削減へ向けての取り組みが含まれていることが確認された。
会議は順調に進み、賛成者が起立する形で両議案は原案通り可決された。議長は、全ての案件の審議が終了したとして閉会の宣告を行った。今回の臨時会では、新しい取り組みへの道筋が設定され、地域の発展につながる議論がなされた。