厚真町議会は令和元年第11回臨時会を開催し、議案2件と報告1件を審議した。
まず、会期は本日1日限りに決定され、議事が進行した。
議長の渡部孝樹氏が会議を開会した後、臨時会の主要な議題が発表された。
議案の一つは、平成30年に発生した災害による復旧工事の請負契約の変更である。
町長の宮坂尚市朗氏は、「工事施工中に設計変更の必要が生じたため、議会の議決が必要である。」と説明した。
この契約変更は、さらなる災害対策に向けた重要なステップと位置づけられている。
もう一つの議案は、福祉施設の災害復旧工事に関連して、町有地の無償貸付である。
町長は「社会福祉法人北海道厚真福祉会に対し、円滑な工事を図るために無償で貸付する必要がある」と述べた。
本議案に関して、議員からは無償貸付の規約についての質問が出された。
伊藤富志夫議員は、「町は無償で貸付を行う際のルールはあるのか」と尋ねた。
副町長の近藤泰行氏は、地方自治法の定めに基づいて議会の議決を受ける必要があると強調した。
また、貸付期間について5年と設定された理由に「建設当初の資金繰りを安定化させるため」との見解を示した。
質疑・討論の結果、議案は原案通り可決された。この結果、無償貸付の手続きが進むこととなる。
最後に、専決処分の報告が行われ、汚水処理に関わる契約変更の内容が説明された。
順調に進行していることが確認され、質疑応答を経て報告は承認された。
最後に、議長が会議を閉じ、円滑な議事運営が展開されたことが示された。