令和３年第８回厚真町議会臨時会が、7月2日に開催された。
本会議では、いくつかの重要な議題が審議された。特に注目されたのは、土地の取得および古民家移築再生整備工事請負契約の締結、加えて令和３年度一般会計と国民健康保険事業の補正予算についてである。
先ず、町長の宮坂尚市朗氏は、65歳以上の新型コロナワクチン接種状況について説明し、接種率が86.7％に達していることを強調した。接種が順調に進んでいることに加え、今後も集団接種を継続する意向を述べた。
次に、議案第１号「土地の取得」について、産業経済課長の木戸達也氏が詳細を説明した。ここでは、厚真町「地産地防」エネルギー６次産業化プロジェクトのための用地確保のため、契約を締結することを求めている。震災前後の評価額は変動がないという。
続いて、議案第２号「古民家移築再生整備工事請負契約について」も可決された。この契約では、地方自治法に基づく手続きが正確に行われているとの説明がなされた。とりわけ、造成工事を含めた外構工事に関しても確認されており、関係者から問題は指摘されなかった。
議案第３号と第４号についても審議され、共に財源の確保や経済対策としての方向性が評価される結果となった。特に、第３号では約1億3,804万6,000円を追加し、全体の予算は98億283万円になる予定である。
多くの議員から新型コロナウイルス感染症に関連する質問があり、特に吉岡茂樹氏は商品券の発行についての平等性に疑義を呈し、家族構成を考慮するべきとの意見を述べた。下司義之氏も同様の観点から意見を述べたが、産業経済課長は公平性は保たれていると反論した。
本臨時会は、すべての案件について迅速に討議を終え、可決した。議長の渡部孝樹氏は、本日の会議の閉会を宣告し、全てが終了した。