令和2年第3回厚真町議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
町長の宮坂尚市朗氏は、議案第1号として提案された「令和2年度内部組織再編に伴う関係条例の整備に関する条例」について説明を行った。この条例は、税務グループを町民福祉課の所管に移管するためのもので、名称変更を伴う必要があるため制定される。町長は、関係条例の一括改正が重要であると強調した。
続いて、議案第2号である「令和元年度厚真町一般会計補正予算(第17号)」についても審議された。総務課の高安正君は、歳入と歳出の両方からそれぞれ5億5,272万5,000円の減額を行い、予算総額を169億8,333万9,000円とする補正案を紹介。特に、教育費や災害復旧費における具体的な補正内容についても触れた。町長は、新型コロナウイルス感染症対応資金利子・保証料補給に係る債務負担行為の追加についても説明した。
質疑の中で、木本清登君が以前に交付された補助金との関係について質問した。これに対して産業経済課長の齋藤雪美氏は、補助金の対象経費が異なるため、問題ないことを明言した。さらに、町長は迅速な資金対応を図るための施策が講じられることを約束し、商工会が支援の窓口であることを強調した。
議案第1号、議案第2号共に討論なしで採決され、全会一致で可決された。さらに、専決処分の承認に関する承認第1号も無事承認され、本会議は全案件の審議を終了し、閉会を宣言した。これは、今後の厚真町の施策が新型コロナウイルス等の影響を受けつつ、適切に措置されることが期待される。