厚真町議会が令和6年1月22日に臨時会を開催し、重要事項の審議が行われた。
本会議では、令和5年度一般会計の補正予算に関する議案が中心となった。町長の宮坂尚市朗氏は、この補正予算について説明を行い、予算の総額を108億97万1,000円とすることを提案した。
具体的には、歳出の補正内容として、災害復旧推進事業や住民基本台帳関連システムの改修費などが挙げられた。また、物価高騰対策として乳幼児医療費助成事業への支援も行うとし、これに対する財源も確保されていることが伝えられた。
質疑応答では、澤口千里議員が、こども園つみきの給食業務の民間委託について質問を行い、住民課健康推進子育て支援担当参事の宮本幸世氏は、今回の委託は従来の公務員ではなく、安定した職員の確保を目的としていると述べた。議員たちの関心は依然として高く、特にアレルギーへの対応や給食の質について議論が交わされた。
また、介護保険事業に関連する専決処分の承認が2件行われ、議会全体での異議もなく原案通り可決された。特に、介護サービスの事業勘定の補正予算は、地域の高齢者福祉を重視するものであると評価された。
さらに、損害賠償額に関する報告や、厚真町交流促進センターの工事契約変更についても討議されたが、いずれも議員の承認が得られた。これにより、各事業の円滑な進行が期待されている。
会議はすべての議題を経て、午前10時15分に閉会となり、来る議会に向けた準備が進められることとなった。町の議会運営において、議員たちの活発な意見交換は今後の施策に重要な影響を与える。