令和元年第3回厚真町議会定例会が開催され、複数の議案が議決された。
主要な議案として、厚真町選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙が行われることが報告され、議会事務局長(木戸達也氏)により選挙方法などが説明された。選挙管理委員に選ばれたのは、大浦眞則氏、安田久美子氏、畑嶋賢蔵氏、高田雅晴氏の4名で、補充員は4名が選出された。
さらに、教育委員会委員の任命に関する同意案が上程され、宮坂尚市朗町長が池川徹氏の任命についての理由を述べた。質疑はなく、無記名投票で同意が得られることとなり、池川氏の任命が決定した。
その後、厚真町表彰条例の改正、一般職の給与に関する条例改正及び税条例等の一部改正などが一括して提案され、各議案は賛成多数で可決された。特に、一般職の給与に関する改正については、寒冷地手当を含めた給与額の算出方法が見直され、労働基準法に則った内容を反映させる方針であると強調された。
一方で、厚真町こども園及び特定教育・保育の実施に関する条例も改正が提案され、無償化の推進に合わせた改正が施行される予定とされた。
今回の議会ではまた、災害弔慰金の支給に関する条例も改正が進められ、災害復旧工事の契約や補正予算に関する議案も多くが審議された。特に、平成30年度の災害復旧関連における工事契約については、地域復興に向けた重要な施策であるとして、各議員からの意見を反映した慎重な検討が求められた。
町民福祉課参事(中村信宏氏)は、義援金の配分や今後の支援施策についても詳細な説明を行い、今後も未申請者に対する周知を進めるとの方針を示した。
さらに、意見書案二件が提案され、林業・木材産業の成長を促進するための施策強化や、JR北海道の維持存続に向けた支援の実現が求められることとなり、いずれも全会一致で承認された。
以上の内容により、議会は円滑に進行し、全議案が可決。また、胆振管内の町議会議員研修会にも議員全員を派遣することが決定された。