令和5年6月14日、厚真町議会は第2回定例会を開催した。
本定例会では、2023年度の補正予算が主要議案として上程され、いくつかの重要な予算が承認された。
議案第7号にあたる令和5年度厚真町一般会計補正予算(第3号)については、総務課財政担当参事の中田倫子氏が詳細な説明を行い、最終的に全会一致で可決された。
この補正予算は、老朽化する役場庁舎の耐震診断を含め、予告されていた利用方法も含めた議論が進行している。
澤口千里議員は、役場庁舎の老朽化診断資料について詳しく質問し、具体的な解体や保存の選択肢、その次のステップについての情報提供を求めた。
吉田良行防災担当理事は、耐震診断の結果と、それに基づく改修費用について言及した上で、町民が利用する際のアイデアを集めることが重要だと説明した。
続いて、議案第8号として令和5年度厚真町介護保険事業特別会計補正予算が上程され、藤岡隆志住民課長による説明後、質疑が行われることなく可決された。
さらに、議案第9号、議案第10号の順で、簡易水道事業特別会計補正予算及び公共下水道事業特別会計補正予算が上程され、それぞれ問題なく可決される。
また、澤口議員は子育て支援給付事業の給食費について、還元の整合性について問いかけたが、宮本幸世住民課健康推進担当参事は、給食費は算出根拠の一部として使われ、増減はないと述べた。
最終的に、議員の派遣に関する議題では、各種研修会への参加が承認された。
新庁舎に関する所管事務調査の申出も一つの注目点として挙げられた。
最後に、全ての議案が無事に可決された後、議長の渡部孝樹氏は会議の閉会を宣言し、今後の議論や調査が期待される。