令和4年第4回厚真町議会定例会が、12月14日午前9時30分に開会した。
会議は、町長や各担当課長が出席し、様々な議案の審議が行われた。特に注目されたのは、議案第13号と第14号の指定管理者の選定に関する議案であった。住民課長の藤岡隆志氏は、厚真町高齢者グループホームと厚真町高齢者生活福祉センター向けの指定管理者について説明。これに関して、議員の伊藤富志夫氏は質疑を行い、選定プロセスや今後の運営についての透明性を求めた。この点について町長は、様々な専門分野のアドバイザーを含む委員会の形成を検討していると答えた。
さらに、町長は指定管理制度を充実させ、町民のサービス向上を目指したいと強調。伊藤議員からは、今後の運営の質の確保とモニタリング体制が重要だとの意見があり、町長もこれに同意した。
また、議案第19号の令和4年度厚真町一般会計補正予算(第11号)に関する審議では、財政担当参事の中田倫子氏が予算の内容を説明。これには光熱費の高騰に伴う支援策も含まれており、議員からの積極的な意見が見られた。さらに、議案第24号の商工業者に対する支援施策についても、多くの議員が活用や対象拡大を提案した。
議会の最後には、議員の派遣事項として胆振東部市町議会懇談会への参加が決定し、円滑な情報共有が期待される。議会は全議案を原案通り可決し、改めて町民福祉の向上に向けた姿勢を示した。