令和5年第3回厚真町議会定例会が開催され、多くの重要な議題が上程された。
議会では厚真町選挙管理委員会の委員選挙が行われ、委員と補充員が当選した。副議長の吉岡茂樹氏は、「地域の選挙を管理する委員の重要性を再確認した」と述べた。また、教育委員会委員任命についても議論され、町長の推薦に基づき、池川徹氏が再任されることに同意が得られた。
続いて、自治功労賞の表彰も提案され、特に日西善博氏の功績が称えられることとなった。日西氏は農業共済制度の普及等に貢献した。議会はその受賞に異議なく承認した。
加えて、厚真町墓地使用条例の改正も承認された。これは中央墓地における合同墓設置に対応するためであり、住民からの要望を反映させたものと言える。
厚真町特別工業地区の建築規制条例についても一部改正され、地域に適した企業誘致の促進が図られると議長は説明した。加えて、新町地区の大規模盛土造成地滑動崩落防止工事についても請負契約が締結され、地域の安全対策が強化される。
さらに、令和5年度の補正予算も検討されており、一般会計と特別会計健全化に向けた取組みが発表された。この補正予算には、町有地管理やゼロカーボン推進事業などの施策が含まれており、議員らはその詳細に質疑が行われた。
日程では、令和4年度決算に基づく健全化判断比率や資金不足比率についても報告され、その結果が確認された。地区の健全化に向けた対策が必要であるとの意見が多く挙がった。
議会はまた、再審法改正やゼロカーボン施策に関する意見書案についても討議し、環境政策の強化が求められた。また、国土強靱化に関する意見書も提出され、地域道路整備の重要性が再確認される場面も見られた。
今回の議会は、地域の安全や環境、教育など多岐にわたる問題に焦点を当て、住民のニーズに応えようとする姿勢が見られた。今後の施策に期待が寄せられる。