令和3年第4回厚真町議会定例会が近日開催され、重要な議題について審議されている。
指定管理者の指定に関しては、町の複合型地域福祉活動支援において、指定管理先となる株式会社クーバルが提案した改修費や設備投資が話題に上った。住民課参事の中村信宏氏が説明を行い、ジェラート製造機の設置費用770万円や、カフェの内装工事費用1452万円など今後の運営について詳細を述べた。
また、障がい者支援のメニュー拡充についても議論が行われた。下司議員は指定管理者が安価なサービスを提供することで選定条件に矛盾を生じさせている旨を指摘した。中村氏は、クーバルが提案したプランが障がい者にとっての魅力ある就労メニューを増やすものであると強調した。
さらに、令和3年度の補正予算に関する議案が次々と可決された。一般会計や特別会計の補正予算案が相次いで承認され、町道の道路改良工事や防災無線の整備状況についての説明も行われた。数々の議案に対して議員たちによる質疑が行われたが、ほとんどが承認される運びとなった。
議員の派遣も議題に上がり、胆振東部市町議会懇談会への議長と副議長の派遣が決定された。これは地域間の交流を促進するための重要な交流の場となる。
最後に、議会では地球温暖化に伴う水産業への影響に関する意見書や、米政策に関する意見書案も無事に可決された。これらの意見書は、地域経済に深刻な影響を与えている問題であり、早急な対策が求められていることを示すものとなった。