厚真町は令和2年第2回の定例会を6月11日に開催し、様々な重要議題が取り上げられた。
特に注目されたのは「厚真町農業委員会委員の任命について」で、農業委員会の重要性が再確認され、議会の同意を得て多数の新委員が任命された。この任命により、地域農業の発展が期待される。農業は町の基盤であり、その活性化は地域の持続可能な発展に寄与するとの意見が議会でも多く挙げられた。
また、「厚真町税条例等の一部改正」に関しては、新型コロナウイルス感染症への対応として、被災者に対する税の減免策が提案された。これについて町長は「町民の生活を支える施策を一層推進していく」と述べ、議会内でも広く賛同を得た。特に、被災者のための優先的な支援策としての重要性が強調され、早急な実施が求められている。
さらに、「令和2年度厚真町一般会計補正予算」についても議論された。町では新型コロナウイルスの影響を受けた事業者への支援策として、プレミアム商品券の発行が提案され、経済の活性化に向けた鍵となる施策として位置づけられた。特に、プレミアム率25%が設定され、町民の消費を促す意義が示された。
新たな情報や対策の発信が求められる中、町長は「これからの対応には柔軟性が必要」とし、地域住民の声を反映した施策の展開を誓った。特に、新型コロナウイルスによる影響が大きい今、地域経済の立て直しが急務であるとの認識が共有された。
他にも、「新町地区大規模盛土造成地滑動崩落防止工事」や「厚真町特別職の給与に関する条例の特例条例」などが議案として提出され、活発な議論が交わされた。特にこれらの議案については、一定の異議が唱えられたものの、最終的には原案通り可決され、実行に移されることが決定した。
会議は、議会運営委員会から、コロナ禍の影響も考慮し、議員の派遣や所管事務調査の申出についても議論され、閉会に向けて順調に進行した。