令和2年厚真町議会定例会が9月18日に開催され、いくつかの重要議案と報告が審議された。
特に、議案第7号では「勤怠管理システムの購入」が議題として取り上げられた。このシステムの導入は、労働時間の把握を厳格化するためのものであり、労働安全衛生法の改正に基づくものである。防災担当理事の吉田良行氏は、労働時間の厳格な管理が求められている背景を説明し、「労働者の労働時間の状況を把握するため、適切な方法を用いることが必要」と強調した。一方、下司議員は「ICカードでの出退勤管理に対する表現」が問題であると指摘し、システムがICカードだけに依存しないことを主張した。
議案第8号は「学校給食センター厨房機器等購入」に関するもので、秋永議員が指名業者の選定過程に疑念を示した。また、議案第9号では、一般会計補正予算について質疑が行われ、960万円の追加が求められる理由について産業経済課長の加藤克彦氏は、「感染防止対策のための申請が増加した」と説明した。
さらに、意見書案第1号から第3号においては、林業や新型コロナウイルス感染症に関する地方財政の重要性が強調され、いずれも可決された。下司議員は「林業・木材産業の成長を促進するための施策が必要である」とし、国の支援を求めた。また、高田議員は新型コロナの影響による地方財政の悪化に対し、財源の確保を求める意見書を提出した。これにより、地方の財政運営が安定するよう求めた。