令和4年第3回厚真町議会臨時会が、3月28日に開催された。
この日は議案や報告が計8件提案された。
防災無線整備工事、安全対策など、重要な案件が議論される中、町長の宮坂尚市朗氏は、行政報告において新型コロナウイルスの影響やワクチン接種の進捗を伝えた。
宮坂町長は新型コロナウイルスに関する報告を行い、厚真町内の感染状況を説明した。特に幼児施設内での感染が確認され、消毒作業を経て業務が再開されたことに留意した。さらに、ワクチン接種も進んでおり、対象者の75%が接種券を取得。53%が接種を受けたと強調した。
議案第1号では、防災無線の整備工事請負契約についての変更が提案され、設置拒否があった場合などでの状況の説明もなされた。
防災担当理事の吉田良行氏は、個別受信機の設置拒否理由について、「設置は任意であり、希望しない家庭がある」と述べた。
さらに、議案第2号では令和3年度の災害復旧事業についての協定変更が議題に上り、全議員の賛成を得て可決された。議案第3号では公共下水道の補正予算についても討議が行われた。
報告第1号では、エネルギー6次産業化発電設備の設置工事の契約変更が報告され、今後の進捗も確認された。続いて国民保護計画の変更に関する報告があり、下司義之議員から具体的な避難方法についての質問が出た。吉田氏は、「現段階で具体的な避難場所を示すのは困難で、検討が進められる」と回答。
このような一連の議論の中で、町づくりや安全に対する意識の高まりが期待されるところとなっている。