令和2年12月11日、厚真町議会定例会が開催された。議題では、令和2年度の各種補正予算や災害復旧工事関連の報告が中心となった。
最初に、総務課参事の高安正君が令和2年度厚真町一般会計補正予算について説明。「新型コロナウイルス対策としての支出が中心」との認識を示し、予算の具体的な内訳を報告。議案に対する質疑が行われ、高田芳和議員が「庁舎周辺の整備について具体的な再編計画があるのか」と確認したのに対し、木戸知二総務課参事は「基本的には新庁舎に機能を集中させ、既存施設の老朽化を考慮して除却なども考えている」と答えた。
次に、令和2年度厚真町国民健康保険事業特別会計補正予算に関する議案が討議された。住民課長の青木雅人君は、特別会計資金の使途と、新たな医療支援施策を説明。その後、後期高齢者医療特別会計の補正予算についても同様の討議が行われた。
また、秋永徹議員は、災害復旧工事にかかる専決処分について質問し、具体的な工事内容に関して詳細な説明を求めた。これに対し、産業経済課参事の齋藤雪美君が「擁壁工の設置変更は、既存の構造物を考慮した結果である」と回答。
さらに、議案第9号から第13号の可決が行われ、特に厚真町の水道事業や下水道事業の重要性が強調された。議長からは、新福祉会新施設の見学会も決定し、議員全員の派遣が承認された。最後に、各課から提案があった所管事務調査についても審議が行われ、今後の方針が協議された。
本定例会では、地域の福祉や公共サービスのここに関わる重要な議題が提起され、多方面からの意見が活発に交わされたことが強調される。今後の厚真町の発展に期待が寄せられる。