令和2年第1回厚真町議会臨時会が、1月28日に開催されました。
議会では、11件の議案と3件の報告が提案されました。特に、議案第1号の厚真町交流促進センター条例の一部改正が注目を集めました。この改正は宿泊料金の上限を引き上げ、センターの運営安定化を図るものであります。これに関連して、産業経済課長の齋藤雪美氏が「宿泊料金設定の自由度を高めることを目的としている」と説明しました。
また、災害公営住宅関連の議案が複数提出されたことも重要なポイントです。新町地区における第一工区と第二工区の建築工事請負契約については、総務課参事の高安正氏が詳しく説明しました。質疑応答では、質疑が特に行われないまま、議案は全て原案通りで可決されました。
さらに、令和元年度厚真町一般会計補正予算も議題に上り、今回の補正額は歳入歳出各8億3,400万円を追加し、総額は164億8,178万2,000円となります。町長の宮坂尚市朗氏が「この補正により、被災農業者への支援事業等が強化される」と強調しました。
最後に、報告第1号から第3号の専決処分についても、質疑がなく報告が無事成立しました。議会はその後、無事に閉会を宣告し、午後10時42分に終了しました。
本臨時会では、各議案が慎重に審議され、治水・防災対策の強化を含む重要な方針が決定されました。今後、これらの施策が厚真町の復興や地域振興に寄与することが期待されています。