厚真町議会は令和1年11月26日に第12回臨時会を開催した。
この会議では、令和元年度の一般会計補正予算が審議され、その内容が大きな関心を集めている。
町長の宮坂尚市朗氏は、今回の補正で歳入と歳出それぞれ93万1,000円を追加すると説明した。
この結果、一般会計の総額は150億411万2,000円となる。
主な用途はエネルギー地産地消事業のために追加され、財源は繰越金を一般財源として活用するという。
この補正は厚真町の復興計画に沿った新たな試みであると町長は強調した。
質疑では、下司義之議員がこの事業の計画認定の経緯について質問した。
地方創生総合戦略理事の大坪秀幸氏は、北海道からの通知を受けた後、内々に事業の可能性を検討していたと報告した。
その際、エーゼロ株式会社の協力を得ることができた背景も述べられた。
また、議員からコンソーシアムの役割についての質問もあり、町長は共同事業体の必要性とその内容について説明した。
特に財政的リスクについては、法令の理解が求められる場面が多くなることが予想される。
続いて、町長は復旧・復興計画の進行状況について言及した。
これにより、森林の復興を含むエネルギーの地産地消が最終目標として位置づけられている。
最終的に議案第1号は全員賛成で可決され、町の新たな一歩を象徴する形となった。
議会はこの事業を通じて厚真町の復興力を高めることが期待されている。