令和3年1月15日に開催された、令和3年第1回厚真町議会臨時会では、様々な議案が提案され、審議された。
まず、開会の挨拶には、議長の渡部孝樹氏が出席者を歓迎し、議事日程の報告を行った。今会議では、新型コロナウイルス感染症対応事業基金条例の制定に関する議案が最も重要なテーマとして取り上げられた。
町長の宮坂尚市朗氏は、コロナ感染症に関連した予防措置について述べ、「新型コロナウイルスの検査を実施した結果、249名中248名が陰性であった」と報告した。これに対し、議員からは「事業者に対する支援が不可欠であり、この基金の設立は重要である」との見解が示された。
特に、議案第1号では、「厚真町新型コロナウイルス感染症対応事業基金条例の制定」が提案された。これは、感染拡大の影響を受けた事業者への支援を目的としている。全議員が賛成した結果、この議案は原案通り可決された。
次に、議案第2号は災害復旧工事契約の変更に関するものであった。市内のインフラ整備が進むなかで、議員たちは慎重にこの議案の必要性を確認し、賛成した。
また、指定管理者に関する議案も厳しく審議された。議案第4号から第7号までの指定管理者の選定にあたっては、申請者の提案内容が厳密に評価され、利用者のニーズへの配慮が求められた。特に吉岡議員が指摘した通り、今後は利用者拡大のための取り組みが期待される。
さらに、令和2年度の一般会計補正予算が審議され、歳入歳出にそれぞれ793万円の追加が提案された。この補正が地域の福祉、経済活動への支援となることが期待されている。
最後に、承認第1号から第3号までの各議案が承認され、議会は無事に閉会となった。特にトレーラーハウスの取得に関しては、今後の活用方法が問われており、慎重な対応が求められる。議長は会議の円滑な運営を評価し、全ての出席者に感謝を述べた。