厚真町議会は令和元年7月2日に臨時会を開き、緊急の議案12件を審議した。
この会議では、平成30年北海道胆振東部地震に関連して、被災者への国民健康保険料と介護保険料の減免措置の延長が主なテーマとなった。
町長の宮坂尚市朗氏は、最初に「被災者の負担軽減を継続実施するため」と述べ、減免期間の延長を提案した。続いて、町民福祉課長の青木雅人氏が、国民健康保険料の減免に関して具体的な詳細を報告し、十分な説明が行われた。質疑応答の際には、高田議員が「なぜ8月末に設定したのか」と疑問を呈したが、青木氏は1年の期限を設けた理由を説明した。
議案第2号についても同様に、国民健康保険料の減免措置延長が審議され、原案の通り全員一致で可決された。議案第3号では、予防接種管理システム機器の取得が提案され、下司議員からバックアップ体制について質問があり、青木氏は「万が一の時のバックアップは確保している」と述べた。
更に、厚真地区の簡易水道復旧工事に関する議案が次々に審議され、すべて原案通りに可決された。
また、上厚真小学校プール建設工事も議題に上り、下司議員が施設の設計について質問。建設課長の森本雅彦氏は、設計段階で教育委員会と協議した結果を踏まえていると回答した。今後の改良の可能性については慎重な態度が示された。
最後に、令和元年度の一般会計補正予算が扱われ、高安参事は歳入及び歳出において1億3,411万円の追加を提示。質疑が行われる中、高田議員から還付金の状況について質問があり、総務課参事は未申請者の手続きを進める方針を示した。
議会は全議案を承認し、10時41分に閉会の宣言が行われた。