厚真町議会は令和元年第7回臨時会を開催し、災害復旧工事の請負契約に関する7件の議案について審議した。
この臨時会は、令和元年8月1日に開会され、全議案が原案通り可決された。主な議案には、各町道における災害復旧工事の請負契約と、令和元年度の一般会計補正予算が含まれている。
先に、町長の宮坂尚市朗氏が提案理由を説明し、今回の議案はいずれも、平成30年の災害に関連し、町道の復旧工事契約に基づくものであると明かした。例えば、議案第1号では、町道幌里開拓本線の工事請負契約について説明し、全体の設計価格が3000万円以上2億円未満の復旧復興建設工事共同企業体を指名することを伝えた。
全7件の議案の内、議案第7号は一般会計の補正予算で、歳入歳出予算に441万円を追加する形式での予算修正が考慮された。これにより、一般財源からの繰越金を用いた見積もりがなされ、補正後の予算は143億375万5,000円となることが示された。
各議案の採決は迅速に進み、質疑はほとんどなく、全員賛成という結果で可決されている。特に、議案第2号や第3号に関しては即座に討論なしで可決され、町道での災害復旧工事の重要性が強調された。議長の渡部孝樹氏は、すべての議案を無事に可決することに対して謝辞を述べ、この臨時会を締結した。
この結果、厚真町は災害復旧に向けた取り組みを一層具体化させ、地域の安全と安定を図ろうとしている。議案の可決は町民への明確なメッセージと見なされており、災害からの復興が進められることが期待される。