令和5年第5回厚真町議会臨時会が、2023年7月3日に開催された。この日程では3つの議案が提案され、すべての議案が可決された。
最初に、宮坂尚市朗町長が議案の提案理由を説明した。議案第1号は、厚真町交流促進センター外部等改修工事の請負契約を締結するものである。
この契約は、6月26日に実施した入札結果に基づいている。町長は、契約締結が今後の交流促進に寄与すると強調した。
続いて、議案第2号である令和5年度厚真町一般会計補正予算は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,518万9,000円を追加する内容となっている。総務課財政担当参事の中田倫子氏は、法人町民税や町道民税の還付金を計上したと述べた。
補正の財源は一般財源の繰越金だと説明した。さらに、吉岡茂樹議員が交流センター運営に関する修繕費用の見通しについて質問した。町長は、交流センターの経過年数からリフォーム検討が必要だとしつつ、インバウンド需要を考慮した大規模改修の準備を始めたい意向を示した。
議案第3号の説明は、藤岡隆志住民課長が行った。令和5年度厚真町国民健康保険事業特別会計補正予算では、医療費の自然増と被保険者の減少に伴う保険料の上昇が影響しているとした。
加入者の負担軽減策として800万円の繰入を計画しており、今後の対応が重要と強調した。
最終的に、すべての議案は賛成多数で可決された。議会は午後2時03分に閉会し、議長は各議案が議会の意思を反映したものであることを確認した。町は今後も議会からの意見を踏まえ、行政運営に努めていく方針である。