厚真町議会において、令和4年第3回定例会が9月14日に開催された。
会議では、国民健康保険条例や損害賠償額に関する議案が審議された。特に、厚真町国民健康保険条例の改正案は重要な議題として扱われ、全議員が賛成する形で可決された。これは、地域の健康保険制度を強化するものであり、町民の福祉に寄与することを目的としている。町長の宮坂尚市朗氏は、この改正の意義について強調し、今後の運用面での改善を期待すると述べた。
さらに、議案第8号の損害賠償額の決定に関しては、具体的な事故状況の説明がなされた。総務課長の佐藤大輔氏は、事故が発生した際の現場の状況を詳しく説明した。事故は大型トレーラーが側溝のグレーチングを跳ね上げたことに起因し、その責任について町の瑕疵が認められた。この点を巡っては議員間でも質疑が交わされ、町の管理する道路網における安全性についての見直しが求められました。
また、豊沢地区における滑動崩落防止工事の請負契約も審議された。これは、地元の安全を確保するために重要な工程であり、全議員が早期着手の意義を理解する中で、原案通り可決された。地方創生復興担当理事・大坪秀幸氏は、「地域の安全と発展に向けて欠かせない措置である」と述べた。
加えて、令和4年度一般会計補正予算や各種特別会計の補正も可決された。これらは、町の予算を柔軟に活用し、必要な施策を進める基盤となる。特に介護保険事業や簡易水道事業の補正は高齢化社会に対応するため、特に重要視されている。
その後、意見書案が上程され、国土強靭化に向けた社会資本整備の必要性が提案された。議員からの意見を受け、北海道の自然環境や社会資本の重要性が各議員の口から語られた。最後に、厚真町議会議員の報酬及び費用弁償支給条例の一部改正も可決され、本定例会は閉会された。