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厚真町議会が災害公営住宅問題と地産地消を協議

厚真町議会は、令和5年第1回定例会で災害公営住宅の雨漏り問題や地産地消の推進について議論した。
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令和5年第1回厚真町議会定例会が3月9日に開催された。ここでは、各種予算案や一般質問が取り上げられ、特に注目を集めたのは災害公営住宅についてである。この場所で起きている雨漏り問題について、伊藤富志夫議員はその深刻な状況を訴えた。議員は、住民が何度も浸水に見舞われたことから、町長にその原因と対策を尋ねた。

宮坂尚市朗町長は、浸水の原因が排水の不具合や凍上であるとの認識を示し、施工不良が問題である旨を強調した。特に、施工業者に対して改修を依頼しているとし、今後の対応についても詳細を述べた。しかし、議員はこの度重なる問題に対し、住民への配慮が不足していると強く感じている様子だった。このような問題への迅速かつ的確な対応は、町にとって急務と言えよう。

また、一般質問では、地産地消の推進も重要なテーマとして浮上した。秋永徹議員は、町内で生産される農林水産物を積極的に使用することの必要性を訴え、特に学校給食での地元産品の利用について賛同を呼びかけた。町長は、学校給食で地元の農産物をできる限り使用していると認めつつも、全量は難しい状況であることを明らかにした。地元の生産物を地域内で消費する意識をさらに高めていくことが、今後の課題とされる。

一方で、野生動物の対策も議論の焦点となった。特に、鳥獣被害防止対策としての捕獲事業は、年々ニーズが高まっており、町としてもより積極的に取り組む必要があるとされている。成果を上げるためには、農環境の整備が今後の大きな課題となるであろう。

全体を通して、厚真町の行政課題に対する鋭い議論が交わされ、地域の現状に即した具体的な行動が求められていることが明らかになった。議会の結果は、今後の施策に反映されることが期待される。

議会開催日
議会名令和5年第1回厚真町議会定例会
議事録
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