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厚真町議会、地域包括ケアシステム構築で議論

地域包括ケアシステムの構築と学校給食の無償化に向けた議論が行われた厚真町議会。タンチョウの保護活動も取り上げられた。
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令和6年第2回厚真町議会定例会が2023年6月13日に開催され、さまざまな議案が審議された。町長は新たに策定したプランに基づき、地域包括ケアシステムの構築を進める考えを示した。タンチョウの保護活動については、個体数が増加する中での取組が求められていることが強調された。

まず、町長は2023年度の地域包括ケアシステムに関する進捗状況について報告を行った。厚真町では、地域特性を考慮して、介護サービス基盤の整備を進めていることが説明された。高齢者人口が増加する中で、将来のサービス需要を見据え、特に自宅での生活支援を強化する方向性が打ち出された。高齢化率は37.6%から42.1%まで上昇する見込みであり、これに伴い需給バランスを見直す重要性が述べられた。

続いて、教育長が学校給食の無償化に関する質問に回答した。ようやく教育委員会は、物価高による影響で給食費の補助を見直す必要があることを認めたが、法的制約の下で即時的な無償化は難しいとの見解を示した。これに対して、市民からはさらなる支援を求める声も上がっている。

一方で、自然環境の保護に関する質問も提出された。町長は国の天然記念物であるタンチョウの保護を強調し、現地環境の厳しさを指摘しつつ、地域住民と連携して状況の把握に努める意向を示した。改革の必要性が認識されているが、持続可能な保護活動を支えるための地域理解と協力が求められる。

これらの議論を通じて、厚真町は次世代に向けた持続可能な地域づくりを目指し、住民のニーズや現実的課題に対応した対策をさらに検討することが明らかになった。これには、住み慣れた地域での支援体制や教育環境の整備が含まれ、地域住民の期待が寄せられている。一方で、今後の課題として、級構想に基づくより一層の具体的施策策定が必要との認識が共有された。

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議会名令和6年第2回厚真町議会定例会
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