令和3年7月21日、二本松市議会の臨時会が開催された。
出席議員は全22名で、欠席者はなかった。
議長の本多勝実氏が開会を宣告し、議事が進められた。本会議は、新型コロナウイルス感染症対策として、マスク着用を徹底する方針が示された。
会期は本日1日のみと決定され、議案は市長から提出された4件が議題として上程された。具体的には、議案第73号の専決処分の承認、第74号の個人情報保護条例改正、第75号の財産取得および第76号の一般会計補正予算である。
議案第73号について、緊急小口資金等特例貸付を受けられない困窮世帯支援のための自立支援金に関わる予算が専決処分されたことが説明された。これには、単身世帯や二人世帯、三人以上世帯など45件を見込んだ内容が含まれる。
次に、議案第74号に関する質疑がなかったことを受け、議案は附託されることになった。議案第75号では、6台の小型排水ポンプを取得するための契約関連の承認が求められ、入札落札の結果も報告された。これに対し、数名の議員が関心を示して議論が行われた。
また、議案第76号では、凍霜害および新型コロナウイルス関連の対策費用が追加される補正予算が提案された。この補正においては、民生費や衛生費などの主要分野での経費増加が見込まれていることが述べられた。
質疑が終了後、議案はそれぞれ付託され、採決に進むことが決定された。文教福祉常任委員会の平敏子委員長と産業建設常任委員会の小野利美委員長からの報告が続き、議案は全て原案とおり可決された。
最後に、議長の本多勝実氏が臨時会の閉会を宣告し、全ての議事が終了したことが告げられた。議会運営の円滑さと、出席した議員の協力に感謝の言葉が述べられた。今回の会議においては、新型コロナウイルスへの対応として、公共の福祉を重視する内容であった。