令和3年12月22日、二本松市で12月定例会が開催された。
市議会では、議案第115号から議案第137号までの23件が議題に上がり、討論を経て可決された。議案の中には、今年提供すべきかの議論があった芝生広場整備事業なども含まれていた。
反対意見としては、議員の本多俊昭氏が新型コロナウイルスや台風、地域経済の復興が求められる現状を指摘し、必要な事業に税金を使うべきとの立場を表明した。特に教育費や福祉策に資金を振り向けるべきだと強調した。
賛成の声もあり、菅野明氏は市民の民意を重視し、5300名を超える署名が集まったことを理由に整備事業を進めるべきと述べた。このように賛否が分かれる中、議案第129号及び第137号に関する補正予算は賛成多数で可決された。
次に、市長の三保恵一氏が提出した追加議案が審議され、二本松市副市長選任の同意、人権擁護委員、教育委員会委員及び監査委員の選任が全て賛成多数で可決された。特に人権擁護委員には、地域で高い信望を有する佐久間優子氏が推薦され、採決を経て適任と認められた。
また、市長は昨年に続く新型コロナの影響と市民の生活支援について触れ、ワクチン接種の推進など取り組んでいることを語った。市の新たな総合計画に基づいて、今後も地域活性化と市民サービス向上に努めていく方針を示した。市議会は終了時に、新年が希望に満ちた年であることを願い、結束していくことを確認した。