令和元年12月18日、二本松市議会は第8回定例会を開催し、計26件の議案を審議した。
議案の中でも特に重要だったのは、議案第111号から第136号までの26件と請願第9号である。
議長の本多勝実氏は、会議を開始し、全ての議員が出席していることを確認した。
その後、議案の審査に移り、文教福祉常任委員長の小野利美氏が議案に対する経過と結果を報告した。
特に、議案第111号では「二本松市手話言語条例」の制定について、市民への周知と理解を深める施策が求められた。
また、議案第126号では、城山市民プールの指定管理者候補が、県内外の業者との入札を経て選定されたとの説明があった。
この件に対し、議員からは適切な運営が行われているとの評価が示された。
さらに議案第127号の一般会計補正予算においては、学校給食の地産地消推進事業が取り上げられ、児童生徒へ地域の伝統食を提供することが評価された。
このように、教育長の丹野学氏からは、教育の質を向上させる取り組みが強調された。
請願第9号に関する討論では、介護保険制度の見直しに対する賛否が分かれた。
賛成した議員は、制度の改正が高齢者にとって必要であるという意見を述べた一方で、反対意見もあり、さらなる議論が必要であるという指摘がなされた。
閉会にあたり市長の三保恵一氏は、議会の慎重な審議に感謝し、今後の市政運営の推進を確約した。また、年内の市民生活の復旧と安全確保に努める意向を表明した。市全体の減少した経済状況なども挙げ、今後の施策に活かすとの発言も行われた。
このように、定例会では議案と請願が慎重に審議され、各議員が意見を述べる形で議会の活動が進められたことが確認された。