令和元年第5回二本松市議会の臨時会が、8月21日に開催された。
議会では、全22名の議員が出席し、会議は成立した。市長の三保恵一氏は議案及び報告を行い、特に幼児教育・保育の無償化に関連する議案が注目された。
市長が提案した議案は、第58号と第59号の保育所条例等の一部改正、および第60号の一般会計補正予算であり、いずれも10月からの施行を予定している。
議案第58号では、公立保育所等の給食費についての改正を行い、第59号は特定教育・保育施設に法的基準を設ける内容である。市長は、これらの議案が地域にとって重要であると強調した。
議会では、審査を経て、文教福祉常任委員長の小野利美氏が報告を行った。議案第59号に関しては、地域型保育事業者との連携の重要性が指摘され、運営の適正確保についての質疑が交わされた。
小野氏は、「今後、施設が増えた場合の指導について市がどのように対応するかが問われる」と述べた。さらに、議案第60号の補正予算に関しては、子ども・子育て支援臨時交付金を活用した経費の措置について評判が良いとされた。
また、総務市民常任委員長の本多俊昭氏は、議案第60号について審査し、予備費が国からの交付金によって増額することを説明した。委員からの質疑にはスムーズに答え、全ての議案が採決にかけられることとなった。
最終的に、提案された議案は全て原案通り可決された。この決定により、10月からの幼児教育・保育の無償化実施に向けた準備が整う形となる。
議会は、午後2時23分に閉会し、今後の運営体制についても注目される。