令和元年11月21日、二本松市第7回臨時会が開催された。
この臨時会は、市長三保恵一氏が提案した議案を審議するために招集されたものであり、全ての議員が出席し、会議が成立した。病院や学校の防災対策や、防災部署の役割などが推進される中、特に台風第19号の影響を受けた被災者に対する条例が焦点となった。
市長は「台風第19号により、甚大な被害を受けた方々に対し、市税及び保険料の減免を行う必要がある」と述べ、被災者支援策を強調した。議案第105号に対する質疑が行われ、介護保険料減免対象者の確認方法について質問が寄せられた。質疑に対して、市は「本人の申し出を基に審査を行う」と返答。さらに、減免期間を延長する意見も出た。
また、市長が提案した議案第104号に関して、幼児教育・保育施設の基準改正も行われ、急がれる対応として専門機関との連携強化が求められた。文教福祉常任委員会の報告では、保育事業所新設計画が待機児童の解消に向けて重要な施策であることが強調された。
議案の採決はすべて原案通り可決され、委員会報告では、議案第105号の減免条例の誕生を見守る議員の姿勢が見受けられた。全体を通し、市の経済回復及び市民生活の安定を目指した施策が重要視され、今後の進展が期待される。