令和4年第4回二本松市議会が、6月14日午前10時に開会した。
会議は、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、マスク着用で行われた。
議長の本多勝実氏は、出席議員22名の確認後、報告の開始などを行った。
まず、議長は表彰状の伝達を実施。
15年以上勤続した議員として、堀籠新一氏と佐藤有氏が表彰を受け、感謝の意を表した。
堀籠氏は「市政進展に尽くすため、引き続き頑張る」と強調した。
会期は本日から28日までの15日間と決定。
議題として市長提出報告および議案計29件が上程され、質疑や審議が行われる予定である。
特に、コロナ禍や物価高騰を受けた補正予算が注目される。
市長の三保恵一氏は、令和3年度の決算見込みについて説明。
歳入が379億1,900万円、歳出が354億4,200万円とし、黒字決算を予測した。
また、福島県沖地震や新型コロナ対策などの取組みが財政改善につながったことを報告した。
特に注目されるのは、新型コロナワクチン接種の進捗状況である。
令和4年5月25日より、4回目接種を開始し、対象者への接種券送付が進められている。
1回目から3回目の接種率は、12歳以上で81.36%、65歳以上で96.12%に達している。
また、観光誘客の取り組みも進展。
「桜まつり」や「にほんまつ城報館」の開館 ceremonyなど、大勢の観光客を迎え入れた。
市は、ウィズコロナ時代に対応した新たな観光戦略を模索中である。
さらに、農作物の生育状況も好調と報告される。
今春の天候回復により、農作物は順調に育成されているという。
詳細な進捗状況については、次回の議会での報告が期待される。
この他にも、非常勤職員の育児休業取得要件緩和や、国民健康保険税の減免措置が提案され、様々なニーズに対応する姿勢がうかがえる。
議会は、一層の市民福祉充実に向けて議論を深める構えである。