令和4年12月定例会（第8回）が12月13日に開催され、多くの議員が一般質問を行った。
この会議では、特に「介護福祉事業」や「帯状疱疹ワクチン接種」に関する質問が多くの議論を呼んだが、その中でも印象的なのは、介護福祉事業についての堀籠新一議員の質問である。
堀籠議員は、「介護サービス事業の実態と課題」として、要介護者の増加や介護期間の長期化に伴う課題を挙げ、具体的な数字を示して市に対策を問うた。保健福祉部長の早川東氏は、介護保険制度における第1号被保険者の実態や、認定者数、介護施設の利用者数について詳しく報告した。
また、特に印象的だったのは、「福島介護福祉専門学校」についての質疑である。この学校は、介護福祉士を養成するための施設であるが、近年の少子化などの影響で新入生が少なくなり、将来的な運営に影を落とす危機的な状況にあるという。
堀籠議員は、今後の介護人材確保に向けた対策として、地域住民や学生を対象にした理解促進事業の必要性を強調し、大変厳しい状況下での見通しを示した。早川部長は、介護人材確保のための補助制度について言及し、今後の取り組みに期待を寄せるとともに、具体的な対策の必要性を示唆した。
また、他にも「帯状疱疹ワクチン接種の助成」についての議論も白熱した。小林均議員は、接種費用が高いため助成が必要だと訴え、保健福祉部長は、現状では助成の予定はないが、国の動向を注視すると回答した。
さらに、選挙支援カードの導入や共通投票所の設置についても論じられ、多様な投票機会の提供が求められる中で、たくさんの施策への期待が寄せられた。
以上のように、今回の定例会は、各議員が市民の声を代弁し、様々な施策や制度の見直し、強化に向けて提言する重要な場となったと考えられる。今後もこれらの議論が市民の利益に繋がるよう期待が寄せられる。