令和元年12月10日に開かれた二本松市の定例会では、台風19号による各種問題について議論が交わされた特に、農地被害に関する報告が注目される。
農地の被害状況については、台風19号による被害面積が約39.7ヘクタールであることが報告された。これは、主に河川の氾濫や用排水路の増水によるもので、今後の復旧活動が急務であるとの認識が示された。
次に、高齢者無料乗車証の申し込み数についての情報も提供された。11月末現在で2716件の申し込があり、対象者のうち29.8%にあたるとしている。この制度は高齢者の交通手段確保に寄与していると評価されているが、さらに便数の増加を求める声が上がっている。
受動喫煙対策については、全面禁煙方針が採られている中、職員への説明がなされていないとの指摘に対して、権利の保障とともに適切なマナーの理解が必要であることもトーンが議論された。特に、禁煙に対する市民や職員からの意見聴取が行われたかは不明であり、今後の改善が求められる。
さらに、台風19号の影響で発生した災害ごみについては、1,800トンの推定がされ、クリーンセンターでの処理能力や受け入れに関する情報が共有された。需給バランスの確保に向けた工夫が必要とされており、特に木材粉砕機の導入なども検討されるべきという意見があった。
最後に、障がい者に対する支援策として、災害時の安全確保に向けた取り組みが強調され、地域全体の協力という観点からの重要性が言及された。特に見守り体制や農業を支えるための施策など、実効性をもった支援が必要であるとの結論に至った。
今後、地元及び関係機関との連携を密にし、施策を進めることで市民の安心と福祉向上に努めていく方針が確認された。