令和元年6月18日、二本松市の議会において、公共施設の管理計画や限界集落への対応、パークゴルフ場の建設に関する質問が数多く出された。
まず、「市の公共施設等総合管理計画について」の質問に対し、佐久間好夫議員が公共施設の保有数を問うたところ、総務部長の三浦一弘氏は、476施設であると答え、その内訳を示した。また、指定管理者制度についても言及し、民間事業者との連携を強化する考えを示した。
次に、「限界集落となった地域の今後の対応について」平栗征雄議員が、65歳以上の人口が50%を超える集落への施策を求めた。保健福祉部長の中村哲生氏は、高齢者福祉計画を基に対策を進めると述べた。
さらに、議題に挙がった「パークゴルフ場建設について」では、平栗議員が地域の利用状況を踏まえた立地選定を求めた。市長の三保恵一氏は、スカイピアあたたら地区の利便性を理由に整備を進める意向を示し、多くの市民が利用することを期待した。
また、「自転車保険加入の促進について」鈴木一弘議員が、自転車による事故を受けて保険加入の必要性を強調し、市民に自転車保険の周知を促す考えを問うた。市民部長の早川東氏は、加入状況を把握できていないとしつつ、啓発活動を強化する意向を語った。
最後に、「災害時の乳幼児液体ミルク導入について」小林均議員がこの新しい備蓄品の必要性を訴えた。市民部長は液体ミルクの利便性を認識し、備蓄品候補として検討する意向を示した。特に、母乳だけでは不足する場合において、災害時の重要な栄養源となることは必然であることを強調した。
こうした質問の中で、議員たちは、それぞれの関心の高いテーマについて討議し、今後の施策に向けての指針を示した。