令和2年第2回二本松市議会が4月21日に開催され、重要な議題が審議された。
新型コロナウイルス感染症対策に関する事案が中心で、特に一般会計と国民健康保険特別会計の補正予算が提案された。議会では、市長の三保恵一氏が提案理由を説明。「市民の生活支援のため、必要な予算を盛り込みました」と強調した。
議案第46号では市税条例の一部改正が承認された。これは事業所得に対する課税特例の適用期限延長を含む。
次に議案第47号が質疑なく可決され、新型コロナウイルス感染の被保険者に対する手当金支給の特例内容が盛り込まれた。総務市民常任委員会の本多俊昭委員長は、「この改正が市民の命を守ると理解しています」とコメントした。
一般会計補正予算(議案第48号)は、総額が近年の予算に比べ倍増した。主な支出には、感染症対策のための設備投資が含まれる。具体的には、保育施設、新設事業への補助金が挙げられており、文教福祉常任委員会の小野利美委員長は、「全52施設に非接触型温度計を配布することや消毒液の確保は評価できる」と述べた。
農林水産業費では、感染症対策のための畑作生産振興事業費が計上され、明確な支援策が示された。商工関係では、利子補給などの施策が議論され、安齋政保産業建設常任委員長は「迅速な支援が求められている」と指摘した。
議案第49号は国民健康保険特別会計に関するもので、こちらも迅速に可決された。会議は午後3時44分に閉会し、議員全員が出席する中で進行した。今後は、これらの予算を事業にどう結び付けていくかが求められる。