令和2年第6回二本松市議会臨時会が7月21日に開会した。
本会議では、初めに新型コロナウイルス対策として参加者全員のマスク着用が呼びかけられた。議案の審議に先立ち、議長の本多勝実氏は、出席議員22名と出席した市長や教育長などの行政職員を紹介した。
次に、今期臨時会の会期が1日と決定され、続いて市長から3件の議案が提案された。議案の中で特に注目されたのは、専決処分の承認を求める議案第72号である。
この議案は、国の第2次補正予算に従い、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金の支給を速やかに行うため、予算を組むものである。市長の三保恵一氏は、具体的には「令和2年度一般会計補正予算を専決処分いたしました」と述べ、速やかな支給を約束した。
続いて、議案第73号および第74号においては、それぞれ公設地方卸売市場条例の一部改正ならびに令和2年度一般会計補正予算の内容が説明された。特に補正予算では、新型コロナウイルス感染症対策として、超過分予算が4億4039万2000円追加され、総額448億1496万9000円となる。これにより、住宅や商業施設等への給付や改善が期待される。
次に、報告第18号において、職員は市道側溝に生じた問題に関し、損害賠償の合意について説明を行った。特に誤った危険表示による事故について、地方自治法の規定に則り、専決処分が行われたことが報告された。
最後に、市長が提起した議案に対する質疑が行われたが、特に議員からの質問は無く、質疑は即時に終結した。その後、議案はそれぞれ全員異議なく可決され、臨時会は無事に閉会を迎えた。
今後、これらの議案が具体的にどのように市民の生活に影響を与えるかが注目される。