令和2年6月定例会(第5回)が6月10日午前10時に開かれた。
全22名の議員が出席し、会議が成立したことが確認された。議事日程は、一般質問、追加議案上程、工事請負契約の締結の3つで構成されている。
最初の議題では、20番の佐藤源市氏が広域営農団地農道整備事業について質問。こちらは、事業変更後の市の取り組みについてであり、産業部長の荒木光義氏が答弁した。彼は、土地改良法に基づく受益者の同意を得て事業変更を行い、県が事業変更計画を確定したと説明した。
さらに、佐藤源市氏は、過去に地域が負担した事業費に言及。旧東和町で進めた道路整備について、新たなルート整備でなく、現行の生活幹線道路の改良工事を進める予定と述べた。荒木部長は、地域振興のための生活道路整備方針についても言及し、関係部署との協議を行っていることを強調した。
二つ目の質問では、台風19号による農業施設と水田の復旧状況について取り上げられた。佐藤源市氏が田んぼの作付状況や、未復旧部分の対応について尋ねると、荒木部長は770箇所の予定復旧のうち418箇所が完了したと説明。さらなる農業用施設の修繕も進めていく考えを示した。
また、放射性物質検査の制度変更に関しても議論があり、県の実施要領に基づいた抽出検査が行われる方針が示された。確認のための周知活動の計画が進行中であり、農家への情報提供を速やかに行うと市は発表した。
最後に、市長の三保恵一氏が追加議案である工事請負契約の締結について述べた。入札で国分木材工業株式会社が落札し、契約金額は約2億5795万円に達すると報告。議長は質疑を受け付けないとし、議会の付託を行った。