令和2年9月2日、南相馬市議会は第7回定例会を開催した。
議題として、会期の決定や諸般の報告、議案32件の提出及び説明が行われた。
この定例会では、特に議案第123号の工事請負契約の締結についてが大きな焦点となった。市長の門馬和夫氏は、「緊急性を要する修繕工事で、速やかな着工が求められる」と述べた。これに対し、質疑が行われ、栗村文夫議員がその具体的な理由について問うた。
市民生活部長の星高光氏は、随意契約とした理由として、修繕工事の特殊性と他の機器との調整の重要性を挙げた。具体的には、クリーンセンターでの作業はプラントメーカーの三機工業株式会社に依存しているため、他社ではなかなか対応できないとのことだ。
また、この日程には南相馬市弔慰に関する条例や、健康づくりトレーニングセンター条例の制定についても含まれており、地域への貢献が期待されている。市民に対して花火大会の成功や新型コロナウイルス対策に関する取り組みも報告された。
さらに、南相馬市産業創造センターの開所についても言及された。市は産業発展に必要な環境を整え、地域経済の活性化を図る方針を示した。具体的には、これから12社が入居する予定で、研究や試作品の開発が進められる。