令和2年12月16日、南相馬市議会では定例会が開催され、重要な議案が審議された。本日の議会は固定資産評価審査委員会の委員選任や令和2年度一般会計補正予算など多くの議案が提出され、すべて原案のとおり可決された。
最初に議題に上がったのは、固定資産評価審査委員会の委員選任についてである。市長の門馬和夫氏が再任として指名した3名に対して議会は異議なく同意した。次に、令和2年度一般会計補正予算では、ひとり親世帯臨時特別給付金の再支給が行われることが決定され、これに対応して1,125万4,000円の追加予算が承認された。
この給付金について、こども未来部の牛来学氏は、支給対象世帯が456世帯に上り、12月は児童扶養手当が支給されない月であるため、この支援が特に重要であると強調した。さらに、給付金の支給額とその根拠についての質疑も行われ、国の施策に基づく適正な金額との説明がされた。
また、議会の議決に合わせ、相馬地方広域市町村圏組合議会議員の補欠選挙も行われ、太田淳一議員が選任されることとなった。これに加え、南相馬市議会の会議規則や委員会条例もオンライン開催を可能にするための改正が提案され、スムーズな議会運営が図られることになった。
議会の結びでは、門馬市長が、議員達の活動に感謝の意を表し、今後も新型コロナウイルスに関連した施策に取り組んでいく方針を示した。市の今後の施策においても、地域の復興と市民サービスの向上が期待される。
特に、ひとり親世帯への支援は、地域経済や市民生活の安定に重要な要素となると考えられており、今後の取り組みが注目される。