令和4年第3回南相馬市議会臨時会が開催された。
議題には、令和3年度南相馬市一般会計補正予算が含まれています。この補正予算は、福島県沖で発生した地震に関連し、災害救助や復旧を目的としています。
市長の門馬和夫氏は、この予算が8億8,082万3,000円の追加を含み、総額543億1,575万9,000円になることを説明しました。この予算案には特に民生費が多く取り扱われており、被災者への支援が強調されています。
渡部一夫議員は、災害救助費に伴う支援金や応急修理事業について質疑を行いました。特に、災害見舞金の支給条件や補助金の根拠を検討しました。彼は、各世帯への支援が被災者の自立にどのように貢献するのか尋ねました。
これに対し、健康福祉部長の岡田淳一氏が答弁し、経済的支援の意義とともに、具体的な支給内容についても言及しました。全壊世帯は16万円、半壊は8万円の支給が見込まれています。
さらに、建設部長の木幡藤夫氏は、住宅応急修理事業に関して説明しました。この事業は、生活に必要不可欠な部分の修理を行うもので、支援対象には多くの範囲が含まれています。また、保証金の限度額を59万5,000円とし、目的を明確にすることが重要です。
この議会では、会期の設定が行われ、1日間の会期で結論が出されました。原案は異議なく可決され、その後、関係者は報告内容を精査し、議会の議事が順調に進行しました。
最終的に、報告第2号についても質疑が行われることなく、臨時会が閉会となりました。市の対応策が評価されつつも、今後の支援策に対する期待が寄せられています。
今後も、地域の復旧や被災者支援に向けた取り組みが継続されることが期待されており、議員全体の意見が重要な役割を果たすことが再確認されました。